真実を求めるあなたのために
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マンション価格、どれくらいか分かりませんがかなり下落しているようです。しばらくは供給過多状態が続くでしょう。だいたいベトナムのマンションというのは出来上がってから、もしくは建設途中で募集販売するのではなく、ほとんどは施工前にすでに成約していますので、このようにバブルが崩壊しても、それ以前に高値でつかんだ物件がしばらくは供給され続けるでしょう。越僑などの投機家は家賃1500ドルで10年償却などと目論んでいたのが1000ドルでも借り手がつかないといった状態になります。特にf銀行から資金借り入れで投機した人の場合だと、金利を返済するのに空き家を持つわけにいかないので確実に借り手がつくレベルまで家賃を下げることになります。あと2年くらいで不動産価格は底を見るのではないでしょうか。金利負担に耐え切れなくなった物件が安くドンドン出回ると思えるからです。特に一般ベトナム人が住まないフーミーフンあたりのマンションはほとんどが投機物件ですから値下がりは激しいでしょう。不景気が長引くと駐在外国人も減ります。買いたいと思ってるわけではありませんが、ベトナム不動産の実体価格はいくらなのかは大いに興味があります。
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我が社の社長が日本からの送金を円にしたいので、こちらの日系の銀行に円口座を開くとのこと。従来はドル口座でしたので、円→ドル→ドンと交換していましたが、ご存知のようにドル⇔ドンはドンを多少切り下げたとはいえ公定レートは実勢レートからはかけ離れたドン高です。それならドンに対して公定上は弱いドルを経由するよりは円を直接ドンに換えてしまおうというわけです。今のところベトナムでは100円=1$くらいのレートですからドンはかなりドルに対して高く設定されすぎているようです。ドン⇔ドルのレートが不利であればドル決済をやめてユーロや他の通貨での決済が加速するかもしれません。実勢から10%近くドルは安くたたかれているわけですから、銀行を通じたドル決済は払う側からすれば明らかに不利です。インフレをどうしても抑えたい政府の気持ちは分かりますが、為替レートを操作するインフレ対策が長く続くとは思えません。原油高、食料品高騰、人件費上昇といった周辺の経済環境が悪化している中でどういう手法でこの難局を乗り切るのでしょうか。
最近久しぶりに去年しばらく付き合った女性と再会しました。わずか1ヶ月ほどの付き合いでしたが。なんでも今はファングーラオの旅行会社で働いてるらしく、ときどきバスに添乗して学生の旅行をガイドしたりするとのこと。昨年会った時はまだ田舎からサイゴンに上京して間もなく、いかにも田舎者といった感じだったのですが、この1年間で奇麗にこそなっていないものの、何となく都会暮らしは板についてきた感じはうかがえます。出会ったときはあまりにみすぼらしかったのでいろいろ買ってあげました。服はもちろんのこと携帯電話、化粧品、香水、バッグ、ネックレスetc。そうしてあげたところでいきなり垢抜けるわけもなく、貧しいという現実は何も変わりません。再会して聞いてみるとバッグと携帯は泥棒にスラれ、ネックレスは150万ドンと引き換えに友達に質入れしたとのこと。また元の貧しい何も無い彼女に戻っていました。買ってあげた私もかわいそうですが、それでなくても貧しい彼女はもっと惨めです。なぜ貧乏人がさらにヒドい目にあわないといけないのでしょうね。毎月の給料の半分は田舎に仕送りしているそうです。家賃を引いたら50万ドンも残りません。それで1ヶ月食べていかなければならないのです。でもこれが田舎からサイゴンへ出て来た人間の平均的な生活でしょう。いろいろあるでしょうが、元気に暮らしてほしいと思います。
ニャチャンのビーチを歩いているとポン引きが出てきます。真昼間からです。回りには大勢の家族連れの団体がいます。もちろん子供も大勢います。そんな中忽然とポン引きの若い男はヤングガールなどとブツブツ言いながら体をすり寄せてからんできます。私はまあハタから見れば外国人に見えるのでしょう。見えたからポン引きに英語でからまれているのです。日頃他人に無関心なベトナム人もこの光景を見れば何をしてるのかされてるのかおおよその察しがつくと思います。しかしベトナムという国には客引きの類はゴマンといますが、どうも他の国とは客引きという行為に対する考え方が違うように思えてなりません。例えばメコンデルタの方へ行くと、道端の食堂の店員が路上で手を広げ、走ってきた車を止めんばかりに店へ引き入れようとします。歩行者を、ではありません。走行中の車をです。危険かつ強引この上ありません。昔ローカルバスで北へ向かっていたとき中部のとある田舎町で食事休憩で降りたときのこと。汚くみすぼらしい食堂では気の利いた食事もできませんので、回りに何かないか探りに出ようとしたら、店の家族従業員全員から手をつないで通せんぼされてしまいました。他の店には行かさん、というわけです。サイゴンでいちばん変わった客引きといえばもうリートゥーチョンのバイク街のあの男しかいません。サングラスをかけた素浪人風、年は50くらい。バイクでスピードを落として何か物色している人間を捕まえようと1日中路上に立ってるこの男の職業とは?
ベトナムという国は集団指導体制の国です。トップというのは役職上は存在するのですが、決定事項に複数の権限者が存在するため責任があいまいになってしまいます。平常時はこれでともかくも、戦争のような非常事態となると誰が国の最高指導者なのかが分かりにくくなります。党書記長というのは政府を裏から指導する立場ですから表に出て来て直接指導することはありません。首相というのは行政機関のトップではあっても軍の最高司令官ではありません。立場上最高責任者は大統領なのでしょうが、およそ象徴的な存在である大統領が軍を統括できるとは思えません。また軍隊の中の最高司令官はあくまで官僚ですから国民に対しては顔が見えません。これでは戦争時には国民は誰を見て、信用して行動したらいいのか分からなくなります。タイという国は直接どこかの国と戦争したということは近代史の中ではありませんが、クーデターを見れば分かるように、国が非常事態になれば国王が必ず登場して圧倒的な政治力と存在感を発揮します。国民が支持するのはクーデターを扇動した当事者でもなく、放逐された政治家でもありません。間違いなく国王です。非常時に国民を一丸とさせる力がタイの国王にはあります。でもベトナムにはそれがありません。無いと思います。何を信じて戦うのか耐えるのかまったく分からないのです。外国人としての想像ですが間違ってないと思います。
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