真実を求めるあなたのために
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ベトナムという国は集団指導体制の国です。トップというのは役職上は存在するのですが、決定事項に複数の権限者が存在するため責任があいまいになってしまいます。平常時はこれでともかくも、戦争のような非常事態となると誰が国の最高指導者なのかが分かりにくくなります。党書記長というのは政府を裏から指導する立場ですから表に出て来て直接指導することはありません。首相というのは行政機関のトップではあっても軍の最高司令官ではありません。立場上最高責任者は大統領なのでしょうが、およそ象徴的な存在である大統領が軍を統括できるとは思えません。また軍隊の中の最高司令官はあくまで官僚ですから国民に対しては顔が見えません。これでは戦争時には国民は誰を見て、信用して行動したらいいのか分からなくなります。タイという国は直接どこかの国と戦争したということは近代史の中ではありませんが、クーデターを見れば分かるように、国が非常事態になれば国王が必ず登場して圧倒的な政治力と存在感を発揮します。国民が支持するのはクーデターを扇動した当事者でもなく、放逐された政治家でもありません。間違いなく国王です。非常時に国民を一丸とさせる力がタイの国王にはあります。でもベトナムにはそれがありません。無いと思います。何を信じて戦うのか耐えるのかまったく分からないのです。外国人としての想像ですが間違ってないと思います。
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