真実を求めるあなたのために
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さてインドの列車の旅の話です。昨日も書きましたがインドで外国人が切符を手に入れるのは簡単なのですが、それ以外はまさに魑魅魍魎の世界と言っていいでしょう。まず列車に乗るため駅に着きます。そこはおびただしい数の乗客ともホームレスとも乞食とも知れない人々が地面に転がっています。それらの人々を踏まないように歩くだけでも大変です。駅に着いたらまず自分の列車の出発時刻とホームを電光掲示板で確認します。確認できたらあとはそのホームで列車の到着、出発を待つ、やっと一安心と普通なるわけですが、インドはここで安心してたらいけません。どういう理由か分からないのですが、ホームの変更がたびたびあるのです。突然の変更の場合、場内アナウンスが流れてホームで待っている乗客がドドッと移動し始めたら変更になった可能性があります。もちろんアナウンスはヒンドゥー語ですので外国人にはまったく分かりません。電光掲示板も元のままだったりします。難しいのはホントに自分の乗る列車が変更になったのか、それとも別の列車なのかが分かりにくいことです。インド人は列車を半日1日ホームで待つのはザラですので、ホームにいる皆が同じ列車に乗るわけではないのです。乗り損ねたりしたらシャレになりません。その街を出る手段は列車しかないという場合が多いのです。一番いいのはファーストクラスに乗るようなエリートインド人を見つけて英語で確認することです。駅員などはまったくアテになりません。こうやって実際列車に無事乗れたときの安堵感は他国で味わえるものではありません。ゲタを履くまで分からない緊張の連続なのがインドの列車の旅なのです。
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突然旅の回想記でも書いてみたくなりました。さてどの国にしましょうか。パッとインドが浮かびました。しばらくはインドの旅について書きましょう。インドといえば長い間イギリスの植民地でしたから全国に鉄道網が発達しています。インドの旅というのは列車に揺られる旅でもあるわけです。インドという国は宗主国イギリスから伝授された合理性とヒンドゥーが持つ不合理性とがない混ぜになった国であるとも言えます。例えば列車でいうと外国人は専用オフィスで割と楽に切符が買えます。列を作らないインド人にもみくちゃにされながら駅で並ぶ必要がないわけです。外国人と地元民を区別する、これは元植民地、階層社会ならではの合理性です。ベトナムにも通じるところはありますね。片やインド自身が持つ不合理性とは。長距離の寝台列車はすべて座席指定です。ハードベッドであれば上中下のどれかが自分の席です。日中は起きてますので大概下段に全員座ってますが、夜寝るときには自分のベッドへと移ります。普通座席指定ということはその座席数以上の乗客はいないはずなのですが、ここからがインドです。途中駅から客が寝台車両に乗り込んでくるのです。これらの客はおそらく切符も持っていません。インドの長距離列車というのは出発直後に一度検札がありますが、その後はほとんどありません。つまり途中駅からその気になれば切符はなくても乗り込めるのです。まあ一番高いクラスは車掌が入り口で追っ払うのでしょうが。そういう輩が人が寝ているベッドに腰掛けてくるのです。通路に座る権利すらあるとは思えない客がです。インドは階級社会なので、そういう貧乏人を怒鳴り散らせば素直に退くのかもしれませんが、泥棒の問題を別にしてもうっとうしいことです。怒りはそういう図々しい乗客以上に列車の車掌といい加減なシステムに向かいます。たかがハードベッドの客などどうでもいいと思ってるのに違いありません。しかしエアコン付きLUXUARY CLASSだと飛行機と値段は変わりません。深夜うるさい席無しインド人が騒ぐ中、寝台ベッドの上で悔しい思いで眠れない夜を悶々と過ごしました。あっけないほど楽に買える切符とこの車両の中での思わぬ仕打ち。インドのつらい旅は続きます。
今タイ在住者の間で話題もちきりなのが今月5日に行方が分からなくなり、本人と思われる遺体がバンコクから200km離れた公園で発見された棚橋貴秀さんのことではないでしょうか。詳しくは関連のニュースを見ていただくとして、事件発覚当初から犯人は日本人だと思われていたようです。アパートの防犯カメラに写った犯人と思わしき人物は野球帽を深く被り、手には痕跡を残さぬよう白い手袋をしていました。タイ人ならばそんな用意周到なことはしないと思われていたからです。本日タイ警察は本人と関わりのあった日本人二人の逮捕状を請求しました。この二人はすでにタイを出国して日本に帰国しているため、日本の警察が捜査することになります。被害者の棚橋さんは為替FXのネットトレードで生計を立てており、これが原因で何らかのトラブルに巻き込まれたと思われています。また犯人が棚橋さんの部屋から持ち出したパソコンには、犯人を特定できるデータが保存されていたからとも言われています。メールのやりとりでしょうか。殺さなければならないと思うほどの憎しみを、1日のほとんどをアパートの部屋で過ごしていた棚橋さんに誰がどんな理由でいだいたのでしょうか。犯人は棚橋さんを電話で呼び出した直後にアパートの部屋へ侵入したこと、またすぐに階下のATMで棚橋さんのキャッシュカードを使って現金を引き出していることを考えると、誘拐直後に殺されたのではないかとも思われます。海外で日中堂々と同じ日本人によってこのような残虐な犯行が行われたのかと思うと戦慄を禁じえません。
あのスターバックスが大リストラを敢行するらしいです。全米で600店舗閉店とか、1万2千人解雇とかニュースに出てました。スタバは日本では入ったことがないので分かりませんが、注文の際名前を聞かれます。最初「へ?」とうろたえましたが、お客を待たせた後コーヒーが準備できると名前を呼んでくれるわけです。たかがコーヒーで名前を呼ばれるというのははっきり言って恥ずかしいです。特に海外では。病院かここは、と思いました。ベトナムの有名コーヒーチェーンはご存知チュングエン、あとハイランドコーヒーです。前者は学生、庶民向け、後者は成金、外国人向けです。そういえば以前スターバックスならぬスターブラックという、スタバをそっくりそのまま真似ようとしたが、ホントに真似たのはコーヒーカップなどのグッズだけで、店はただのそこらにいくらでもあるローカルカフェという、本物を知らないベトナム人にはやたらまずいのに高く、知ってる外国人にはただ恥ずかしく哀愁が漂うだけという店が一時サイゴンにはありました。しかしスタバがなくなったら困ると撤退反対運動が全米で起きてるというのです。アメリカ人って保守的で排他的だなと思いました。ともあれ一企業にすぎないスタバを社会で守ろうなどというのはもう資本主義社会とは言えませんね。景気減速で生き残るためにリストラは必至です。ダメになったら税金で支えようとでも言うのでしょうか。表向きはグローバルな市場至上主義を標榜しながら、実のところ極めて小市民的メンタリティーの持ち主であるアメリカ人の実像を見た思いです。
ハノイが周辺郡を合併して拡大したそうですね。表向きの登録人口ではホーチミン市と同じくらいの規模の都市になった模様です。でもあのハノイ郊外の田舎ぶりを考えたら政府は何を意図しているのでしょう。そのような必要性というのがそもそもあるのか不思議です。どこかで読みましたが、今後発展途上国に1千万都市がいくつか出現するらしいです。現在世界にはいくつもの1千万都市はあります。途上国でいえば、中国は13億もいる国ですからその規模の都市は上海をはじめいくつもあります。中国は人口からして仕方がないでしょう。バンコクは巨大都市ですが、東京と同じ郊外に多くの衛星都市を従えてますので本体は700万くらいでしょうか。少なくとも今さら街自体を合併拡大なんてしないと思います。発展とともに郊外への人口流出も激しいと思われます。翻ってわがベトナム、ハノイとホーチミン市ですが、政府の予想では2020年頃には1千万都市になるようです。ホーチミンは登録していない幽霊人口は相当なものでしょうから、もうそれ近くいるんじゃないでしょうか。問題は都市と地方の地域格差、経済格差です。巨大都市というのが単に金を稼ぐための目的で地方から人間が流れ込み巨大化し続けるというのはさまざまな社会問題を発生させます。ハノイの広域拡大というのに何かこの国のビジョンというのがあるのでしょうか。表向きの理由はいろいろ出してるのでしょうが、単に首都がホーチミン市にその規模で大きく離されてるというのが気に入らない、というのが単純な話ですが、第一理由だという気がします。
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