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真実を求めるあなたのために
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突然旅の回想記でも書いてみたくなりました。さてどの国にしましょうか。パッとインドが浮かびました。しばらくはインドの旅について書きましょう。インドといえば長い間イギリスの植民地でしたから全国に鉄道網が発達しています。インドの旅というのは列車に揺られる旅でもあるわけです。インドという国は宗主国イギリスから伝授された合理性とヒンドゥーが持つ不合理性とがない混ぜになった国であるとも言えます。例えば列車でいうと外国人は専用オフィスで割と楽に切符が買えます。列を作らないインド人にもみくちゃにされながら駅で並ぶ必要がないわけです。外国人と地元民を区別する、これは元植民地、階層社会ならではの合理性です。ベトナムにも通じるところはありますね。片やインド自身が持つ不合理性とは。長距離の寝台列車はすべて座席指定です。ハードベッドであれば上中下のどれかが自分の席です。日中は起きてますので大概下段に全員座ってますが、夜寝るときには自分のベッドへと移ります。普通座席指定ということはその座席数以上の乗客はいないはずなのですが、ここからがインドです。途中駅から客が寝台車両に乗り込んでくるのです。これらの客はおそらく切符も持っていません。インドの長距離列車というのは出発直後に一度検札がありますが、その後はほとんどありません。つまり途中駅からその気になれば切符はなくても乗り込めるのです。まあ一番高いクラスは車掌が入り口で追っ払うのでしょうが。そういう輩が人が寝ているベッドに腰掛けてくるのです。通路に座る権利すらあるとは思えない客がです。インドは階級社会なので、そういう貧乏人を怒鳴り散らせば素直に退くのかもしれませんが、泥棒の問題を別にしてもうっとうしいことです。怒りはそういう図々しい乗客以上に列車の車掌といい加減なシステムに向かいます。たかがハードベッドの客などどうでもいいと思ってるのに違いありません。しかしエアコン付きLUXUARY CLASSだと飛行機と値段は変わりません。深夜うるさい席無しインド人が騒ぐ中、寝台ベッドの上で悔しい思いで眠れない夜を悶々と過ごしました。あっけないほど楽に買える切符とこの車両の中での思わぬ仕打ち。インドのつらい旅は続きます。
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