続・結婚式の話

でもどうしてベトナム人の結婚式というのはああもうるさいのでしょう。ステージに司会者が立ってまずは新郎新婦の両親の紹介、そして本人達の登場、ケーキカット、シャンパンで乾杯。まあここまでは分かります。分かりにくくなるのはこれから先です。新郎新婦が各テーブルを挨拶回りしてると、だいたいここでステージに地元の結婚式専用の売れない歌手が登場します。そして数曲歌った後そそくさと、多分次ぎの会場へと消えていきます。そして余った時間はステージでカラオケ大会が始まります。カラオケといっても一応歌手の演奏もやったバンドがそのまま残ってリクエストの曲を伴奏してくれます。まあ要するにめでたい席は、とにかくにぎやかであればいいというのがベトナム人の発想のようです。日本人とは感覚が違うので何ともいえませんが、こちらでの結婚式というのは、歌手なんかのコンサートと似た感覚で捉えられているようです。（実際歌手も登場しますが）招待客は御祝儀のお金を包んでくれているのですから、その分は楽しんで帰ってもらおうということでしょう。私の感覚からすれば結婚式は祝いこそすれ、何も無理矢理騒いで楽しむこともないと思うのですが、まあここら辺の感覚は相当に彼我の違いを感じますね。