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真実を求めるあなたのために
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さて旅の話の途中なのですが、タイで気になる出来事が発生していますので閑話休題です。現在バンコクには非常事態宣言が発令中です。詳しくは関連のニュースを見ていただくとして、話はタイの民主主義であります。タイは東南アジアでは欧米列強の植民地化を逃れて独立を守っている唯一の国です。どうしてタイだけが植民地となることを逃れられたのか、それは機を見て敏な時の政治家が常に勝ち馬に乗ったからに過ぎません。共産化の進むインドシナ半島であえて自由主義を標榜するなら、西側欧米諸国がバックにつくに決まっているのですから。仮に共産化を恐れ、王制を守るのだけが目的なら国王の独裁国家にすればいいだけのことです。タイは民主主義、自由主義という言葉をうまく利用して、東西対立、冷戦の時代を泳ぎきったといえるでしょう。そのようなタイにいわゆる欧米式民主主義の概念が根付いたとは到底思えません。表面だけを取り繕った根も葉もない民主主義は幾度となく軍事クーデターで壊されてきました。しかしたとえそれが軍政だったとしても、国民は国王のお墨付きがあるならそれでいいのです。今のタイで民主主義という言葉は、普段はどこに隠れているのかも分からないのに、時の政権を打倒するためだけに御都合的に登場する言葉だといっていいでしょう。多くの国民はこのデモが、自称民主リーダーを標榜しながら、ただ扇動的なだけで民主主義などおそらく分かってもいないチャムロン元バンコク知事のような人間が、自らの政治欲を満たすためだけに強行してることを知っているのです。その意味では軍事クーデターと次元は何ら変わりがありません。タイは国王が超越的な力を持っている限りはこのような政治的ゴタゴタは止むことがないでしょう。しかしまた国中が混乱に陥ることもないと思われます。民主主義という言葉の裏にあるいかがわしさは、タイのような国でこそ認知されているのかもしれません。
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