金融危機（1）

何でもベトナムは97年のアジア通貨危機と同じ方向に向かってるのだとか。小さい市場にそれを上回る資金が流れ込むと当然バブルということになりますね。お金はいくらあっても足りないですから、政府は紙幣を刷りまくるわけです。ベトナムも一時はその流れにあったのですが、やはりハイパーインフレで国が崩壊しかかった過去が忘れられないのか、慌てて金融引き締め策を取り始めたのがここ最近なわけです。当然マーケットにはお金が回らなくなりますから、株や不動産の投機は一気に冷え込むわけです。売買しようにも現金が無いですからね。小学生でも分かる理屈です。国としては度を超したインフレ、それに金融危機が一番怖いわけですから、たとえ証券だの不動産だのがどうなろうと、国の基盤を守るほうが優先してるわけです。国の矢継ぎ早やの政策もまだ効果なく、激しいインフレはまだしばらく続きそうですので、底が見えないバブル崩壊は続きそうです。